2011年08月03日

都会の夏空にキュウリが素敵

涼ちゃの実家は和歌山です。

和歌山市は、その真ん中を紀ノ川が北と南に分断しているのですが、なぜか川より北(和泉山脈寄り)の人間は川より南の市内中心部を「市内」と呼び、川より南の人は川より北の方を「川向こう」と呼びます。
どっちも「和歌山市」なんですけどね。

もっとも、今もそうなのかは判りません。なにせ、涼ちゃが福岡に来て10年以上経ちますし、世代交代も進んでいるでしょうし、なにしろ帰省する度に思うことは、今は「市内」より「川向こう」(川より北の事)の方が道路は整備され大型施設ができ発展しているようだからです。
でも、ある程度の年齢以上の人は今もそう言ってるんじゃないかな。

ともあれ、はっきり聞いたことはありませんが、川より北の人がそう呼ぶ由来は、紀の川がとても大きな川で幅も広いし水量も多く、昔は行き来が大変で、橋がない大昔は、渡し舟で渡してもらったとか、人が渡るために作った細い橋「一銭橋」はその名の通り渡るのに一銭お金を払ったとか(バイパスができてこの橋今はどうなってるか判りませんが)、そんな風に行き来が大変だったからじゃないかと思います。

でもって、涼ちゃの実家はその「川向こう」なのですが、今はともあれ、涼ちゃの子供の頃はまさしく新興住宅地であり、今まさに田んぼや畑を潰して造成していこうとしていた時期でありました。
というわけで、遊びたいさかりの小学生には、川あり山ありのパラダイスだったわけで。

キャベツ畑にモンシロチョウの幼虫を取りに行き、近所の小さい川でメダカやフナをとり、水を張り始めた水田で日々大きくなっていくオタマジャクシを観察し、周りの空気は土と緑の匂いがし、空はピーカン真っ青と白い雲。そして夏はうるさいほどのセミ、秋はコオロギとかいろんな虫の声。犬の散歩に行ってやたら吠えるなと思ったら田圃のあぜにでっかい蛇がウネウネしててびっくりしたこともあった。ランドセル背負ったまま道の端っこ足を滑らして田んぼに落ちて泣きながら帰ったこともあったなぁ。川にセリ、土手でのびるや春先にはつくしやスカンポ(イタドリ)を取ってきたり。夜窓の外には毎晩ヤモリがぺったり張り付いていて、光に集まる虫を食べに来る様子を見ながら寝たりしました。

今はもう田んぼも畑も殆どなくなってるし、家がずっと山の上の方まで建ってしまい、川は汚れてしまいました。
でも、記憶は鮮明で、こうやって書いていてもどんどん思い出せます。
今は博多のマンションに住んでいますが、なぜかお隣に庭付き一軒家があるせいか、毎朝すごいセミの声が聞けますし、今朝、育ったベランダのキュウリを撮っていたら、青々とした空とキュウリの緑がデジャブして、なつかしい子供の頃を思い出しました。

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青々とした快晴とビルとキュウリ。
なかなか良い感じだと思いませんか?(笑)
 
posted by 涼ちゃ at 12:13| Comment(0) | つくるもの